大リーグ:46歳 ランディ・ジョンソン引退 303勝4875奪三振 [ニュース]
【ニューヨーク小坂大】米大リーグを代表する左腕投手で、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を5度獲得したランディ・ジョンソン(46)が5日、現役引退を発表した。通算22年間でノーラン・ライアンの5714個に次ぐ大リーグ歴代2位となる通算4875三振を奪ったジョンソンは、「こんなに長くできるとは思わなかった。それに感謝したい」と話した。
ジョンソンは88年にエクスポズで大リーグに昇格したのを皮切りに、マリナーズ、ダイヤモンドバックスなど6球団に在籍。208センチの長身で「ビッグ・ユニット」と呼ばれ、150キロ台の直球とスライダーを武器に、通算303勝166敗の成績を残した。オールスター戦は10度選出され、ダイヤモンドバックス時代の2001年ワールドシリーズでは、カート・シリングとともに最優秀選手(MVP)を獲得。04年には大リーグ史上最年長の40歳8カ月で完全試合を達成した。
ジャイアンツに在籍した昨季は、6月に45歳で史上24人目のメジャー通算300勝を挙げた。これは46歳で達成したフィル・ニークロに次ぐ2番目の年長記録だった。しかしシーズンを通しては8勝6敗、防御率4.88で終わっていた。
シーズン終了後にフリーエージェントとなったジョンソンは米アリゾナ州の自宅で家族と過ごしながら、じっくりと考えて決断したと明かし、「これまでは残した成績について考えたことは決してなかったが、これからは振り返ることができるかもしれない」と充実感も漂わせた。
【毎日.JP】
コメント 0